北海道大学 2004年度
後期・理系数学 後期 第3問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 図形と方程式、三角関数、積分
- 解法
- 置換、三角比の利用、面積計算
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 16分
問題
x=cos2tcost,y=cos2tsint (−4π≦t≦4π)と媒介変数tで表される曲線をCとする.
(1) 曲線C上の点(x,y)におけるyの最大値と,そのときのxを求めよ.
(2) 曲線Cで囲まれた図形の面積を求めよ.
出典:北海道大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問
方針
与えられた式は極座標 r=cos2t、偏角 t を表している。−π/4≦t≦π/4 では cos2t≧0 なので、右側の1つのループを考えればよい。(1) は y2=(cos2t)sin2t とし、u=sin2t によって2次式の最大問題へ直す。(2) は極座標の面積公式 21∫r2dt を用いて計算する。
解答
(1)
与えられた媒介変数表示は x=rcost,y=rsint,r=cos2t と見られる。つまり極座標で r2=cos2t と表される曲線である。範囲 −π/4≦t≦π/4 では cos2t≧0 である。 y の最大値を求めるため、まず y2 を考える。 y2=(cos2t)sin2t である。ここで u=sin2t とおくと、−π/4≦t≦π/4 より 0≦u≦21 である。また cos2t=1−2sin2t=1−2u なので、y2=(1−2u)u=u−2u2 である。この2次式は u=41 のとき最大となり、その最大値は 41−2⋅161=81 である。したがって ymax=221 である。
このとき sin2t=1/4 であり、y が最大になるには sint>0 なので t>0 である。したがって sint=21,cost=23,cos2t=21 である。よって x=21⋅23=46 である。
(2)
極座標で表された曲線の面積は 21∫r2dt で求められる。ここでは r2=cos2t だから、曲線で囲まれた図形の面積 S は
S=21∫−π/4π/4cos2tdt=21[21sin2t]−π/4π/4=41{1−(−1)}=21.
別解。(1) は直交座標の式からも確認できる。極座標で r2=x2+y2、cos2t=(x2−y2)/(x2+y2) であるから、曲線は (x2+y2)2=x2−y2 を満たす。y を固定して x2 が存在する条件を調べても最大の y2=1/8 が得られる。ただし計算は極座標の方が短い。