問題
を自然数とする.等式を満たす0以上の実数の個数をで表す.このとき,を求めよ.ただし,は自然対数の底とする.
出典:北海道大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問
方針
右辺 は単調増加し、 を超えると と等しくなれないため、解は に限られる。また右辺が非負なので、 となる半周期だけを数えればよい。各半周期 では、差 が上に凸でなく下に曲がる関数になり、零点は高々2個である。中央で正になる半周期は2個の解を与え、端の不完全な半周期の個数誤差は で割ると消える。この上下評価で極限を求める。
解答
方程式を と書く。右辺は で単調増加し、かつ非負である。 なので、解が存在するには が必要である。したがって である。また右辺は非負だから、解は となる範囲に限られる。 となる半周期は である。各 で とおくと、 である。したがって は各 で上に凸ではなく、グラフは下向きに曲がる。このため、各 における零点は高々2個である。
一方、 の中央 で
である。したがって なら、この中央で となる。区間の両端では であり、右辺は非負なので である。よってこのような半周期は2個の解を与える。ただし では左端 も解であり、それを含めて2個と数える。
ここで、中央が より左にある半周期の個数を 、左端が 以下にある半周期の個数を とする。上の議論から である。これらの個数は長さ ごとに1つ現れるので、
である。したがって、はさみうちにより
である。