問題
半径1の円に内接する正角形が平面上にある.ひとつの辺が軸に含まれている状態から始めて,正角形を図のように軸上をすべらないようにころがし,再び点が軸に含まれる状態まで続ける.点の描く軌跡の長さをとする.
% 図は省略
(1) を求めよ.
(2) を求めよ.
出典:北海道大学 2003年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第5問
方針
正 角形が1辺ずつ転がるたびに、接している頂点を中心として角 だけ回転する。この間、点 はその接点を中心とする円弧を描く。接点が から 個先の頂点であるとき、円弧の半径は半径1の外接円の弦長 である。したがって全長は弧長の和 になる。(1)は直接和を計算し、(2)は三角和公式または区分求積で極限を求める。
解答
正 角形がすべらずに1辺分転がるとき、その瞬間に 軸上にある頂点を中心として、図形は外角 だけ回転する。この間、点 はその接点を中心とする円弧を描く。
接点が から数えて 個先の頂点であるとき、接点から までの距離は、半径1の円に内接する正 角形の弦長なので である。再び点 が 軸上にくるまで、 の円弧が現れる。
したがって、軌跡の長さは
である。
(1)
のとき
よって である。
(2)
三角関数の和の公式を用いると
である。したがって である。
ここで
であるから、
別解。極限だけなら区分求積でも求められる。上で得た式から である。これは 上の関数 の和なので
となる。