過去問データベース 過去問を探す

北海道大学 2002年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

原点を中心とする半径の球面上に相異なる3点をとる.線分と線分は垂直とし,の大きさの和はであるとする.

(1) 線分と線分が垂直であるとき,を求めよ.

(2) 直線上の点と点との最短距離を最大とするの大きさを求めよ.

出典:北海道大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

半径rは長さの比や角度の最大化に影響しないので、座標軸を 方向に取り、必要なら半径1で考える。(1)は余弦定理で を出す。(2)は とし、 のもとでCの成分を と置く。直線ABまでの距離を の関数にして最大化する。

解答

(1)

であるから である。条件より なので である。

三角形 に余弦定理を用いると、 だから である。また より三角形 は直角二等辺型で である。したがって

である。

(2)

半径を1として考える。最後に距離はr倍されるだけなので、最大となる角度は変わらない。 をそれぞれx軸、y軸方向に取り とする。 とおくと である。点Cを とすると、内積から である。したがって と書け、球面上にあるので である。

直線ABは平面 上にあり、xy平面内では で表される。よってCから直線ABまでの距離dについて である。

ここで とおく。すると であり、また である。したがって であり、点Cが存在するためには が必要である。ここでは が角で、 なので と見てよく、 である。

よって

である。 とおくと、 である。この関数は を満たすので、この範囲ではuが大きいほど大きい。したがって最大は のとき、すなわち のときである。

よって である。