問題
次のように定義される数列について問いに答えよ.
(1) (は整数)のとき,を求めよ.
(2) とする.(は整数)のとき,となる最小の自然数をとする.このとき,数列の第項を求めよ.
出典:北海道大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問
方針
写像 を、 では2倍、 では逆数をとる操作として見る。(1)では初期値が2の整数乗なので、有限回の操作で必ず1に到達することを示す。(2)では のため、初めて1を越えるまでは2倍を繰り返し、その直後から4周期に入ることを とおいて明示する。
解答
(1)
とする。 のときは であり、漸化式より なので、以後すべて1である。 のとき、 だから である。その後は1未満の間は2倍されるので、有限回で1に到達する。具体的には と進む。 のときは であり、はじめから2倍を繰り返して有限回で1に到達する。
いずれの場合も、ある番号以後は となる。したがって である。
(2)
、 とする。 の間は なので、初めて1を越える直前までは である。 の定義より であり、したがって である。
ここで とおく。すると であり、 である。
この後の項を漸化式で順に求めると、 より である。これは1未満なので となる。さらに だから であり、次は逆数をとって である。これは と同じなので、以後は4周期で繰り返す。
よって第n項は次のように表される。まず では である。また に対して
である。ただし である。