問題
を2以上の整数とし,周囲の長さが2の正角形と,の一つの頂点を考える.
(1) と同じ平面上にある長さが以下のひもで,の内部を通らずに点と結べる点の全体がなす図形の面積を求めよ.
(2) と同じ平面上にある長さが1以下のひもで,の内部を通らずに点と結べる点の全体がなす図形の面積をとする.極限を求めよ.
出典:北海道大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問
方針
正 角形の1辺は 。ひもが内部を通らないように動く領域は、頂点でひもを折り返して外側に展開した扇形の和として数える。(1)は長さ なので出発点 の外側の扇形だけでよい。(2)は長さ1のひもが左右に 辺回り込んだ各頂点で、残り長さ と外角 の扇形を足し、平方和の極限を取る。
解答
(1)
正 角形 の周囲の長さは2であるから、1辺の長さは である。
正 角形の内角は である。したがって、頂点 の外側の角は である。
長さが 以下のひもでは、隣の頂点を回り込んだ先に正の面積をもつ領域はできない。したがって、点 を中心とし、半径 、中心角 の扇形の面積だけを考えればよい。よって面積は
である。したがって である。
(2)
長さ1のひもを考える。まず、出発点 の外側には、半径1、中心角 の扇形ができる。その面積は である。
次に、 から左右どちらかに 個の辺を回り込んだ頂点を考える。そこまでに使うひもの長さは であるから、残りの長さは である。 について、左右2方向に同じ領域ができる。各頂点で新しく開く角は正多角形の外角 である。
したがって
である。ここで と置き換えると
だから
である。
さらに より
である。したがって である。よって である。