問題
つぎの問いに答えよ.ただし,は自然対数の底とする.
(1) 方程式の解はに限ることを示せ.
(2) を実数とする.が成り立つのはの場合に限ることを示せ.
出典:北海道大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
(1)は左辺から右辺を引いた を考え、導関数 で単調性を示す。等号の位置と から解を一意にする。(2)は を直接確認し、 では積分値を と計算して(1)の方程式へ帰着する。
解答
(1)
とおく。すると である。相加平均・相乗平均より であり、等号は 、すなわち のときだけである。よって であり、 は増加関数である。さらに を含む区間では導関数が正になる部分をもつので、 は実質的に一方向にしか進まない。 であるから、 では 、 では となる。したがって の解は に限られる。
(2)
まず のとき
である。
次に とする。このとき
である。これが2に等しいなら が成り立つ。(1)よりこの方程式の解は に限られるが、これは に反する。
したがって条件をみたすのは の場合に限る。