北海道大学 2001年度
後期・理系数学 後期 第1問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理系
- 分野
- 図形と方程式、三角関数
- 解法
- 座標設定、三角比の利用、微分による最大最小
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 —
問題
平面上の4点O(0,0),A(0,3),B(1,0),C(3,0)についてつぎの問いに答えよ.
(1) sin∠BACを求めよ.
(2) 点Pが線分OA上を動くとき,sin∠BPCの最大値とそれを与える点Pの座標を求めよ.
出典:北海道大学 2001年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第1問
方針
(1)は2つのベクトル AB,AC の作る平行四辺形の面積を使って正弦を求める。(2)は P=(0,t)、0≦t≦3 と置き、PB,PC の外積の大きさと長さから sin∠BPC を式にする。正弦は非負なので2乗を最大化し、u=t2 の1変数関数として調べる。
解答
(1)
AB=(1,−3),AC=(3,−3) である。2つのベクトルの作る平行四辺形の面積は ∣1⋅(−3)−(−3)⋅3∣=6 である。また
である。したがって sin∠BAC=10186=51 である。よって sin∠BAC=51 である。
(2)
点 P は線分 OA 上を動くので P=(0,t)(0≦t≦3) とおける。このとき PB=(1,−t),PC=(3,−t) である。したがって
∣PB∣∣PC∣sin∠BPC=∣1⋅(−t)−(−t)⋅3∣=2t
である。t≧0 だから sin∠BPC=(t2+1)(t2+9)2t となる。
正弦は非負なので、これの2乗を最大にすればよい。u=t2 とおくと 0≦u≦9 であり {sin∠BPC}2=(u+1)(u+9)4u である。これを F(u) とおくと
F′(u)=(u+1)2(u+9)24{(u+1)(u+9)−u(2u+10)}=(u+1)2(u+9)24(9−u2)
である。
したがって 0≦u≦9 では、u=3 まで増加し、その後減少する。よって最大は u=3、すなわち t=3 のときである。このとき sin∠BPC=(4)(12)23=21 である。
よって最大値とそのときの点は 21,P=(0,3) である。