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北海道大学 2000年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

正の実数に対して

とおくとき,の最大値と最小値,および,それらを与えるの値を求めよ.

出典:北海道大学 2000年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

絶対値の中身が符号を変える点は である。積分区間を3つに分け、左右の外側は偶関数性でまとめると計算量を抑えられる。積和公式で まで落とし、最後は周期性を踏まえて最大値・最小値を与えるすべての正の を列挙する。

解答

被積分関数は に替えると2つの因子が入れ替わるだけなので偶関数である。したがって

である。 では

であり、 では である。

よって積和公式を用いると

である。

ここから最大・最小を求める。微分すると であり、 すなわち と同値である。したがって である。 は周期 の連続関数である。 なので、正の最大値は かつ のとき、負の最小値は かつ のときに生じる。よって最大値は で、これを与える である。最小値は で、これを与える である。

別解。 まで得た後、 とおくと である。さらに とおけば となる。 の最大は 、すなわち のときで、値は である。したがって となり、 の符号から上と同じ最大値・最小値および が得られる。