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北海道大学 2000年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

を自然数とする.

に対して,次の問いに答えよ.

(1) の範囲において,の解がただ1つ存在することを示せ.

(2) の範囲において,の解がただ1つ存在することを示せ.

(3) を(1)の解,を(2)の解とする.さらに,2次方程式

の2つの解を とするとき

を示せ.

(4) 極限を求めよ.

出典:北海道大学 2000年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

指数項を含む方程式を直接解こうとせず、まず2次部分 と指数項 に分ける。 とおけば、2次部分の軸は であり、指定区間の符号確認と微分による単調性・凸性で解の存在と一意性を示せる。後半は と因数分解し、 から2次方程式の根との差を指数項で挟むのが核心である。

解答

(1)

とおき、2次部分を とする。すると である。区間 では であるから、 はこの区間で狭義単調減少である。

端点での値を調べる。まず である。また より である。したがって であり、さらに である。連続性から少なくとも1つの解があり、狭義単調減少性から解はただ1つである。

(2)

だから、 は狭義単調増加である。また なので、 を満たす点がただ1つある。したがって ははじめ減少し、その後増加する。

一方で であり、 のとき2次項が支配して となる。最小値を取るまでは負のままで、その後ただ1回だけ を越えるから、 において の解はただ1つ存在する。

(3)

2次方程式 の解は である。したがって と書ける。

まず であり、(1)の解は一意であるから である。 より であるから を得る。ここで であり、また である。よって となり、 である。

次に であり、(2)の解は一意であるから である。同様に から である。ここで かつ なので である。したがって より も示された。

(4)

(3)より であるから の右辺で、後ろ2項は に近づく。よって

である。