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北海道大学 1999年度
後期・理系数学 後期 第3問

問題

3辺の長さがいずれも整数値であるような直角三角形を考える.
% 図は省略

(1) 直角をはさむ2辺の長さのうち,少なくとも一方は偶数であることを証明せよ.

(2) 図のように,斜辺の長さと2番目に長い辺の長さの差が1であるような例を他に3つあげよ.

出典:北海道大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第3問

方針

(1)は整数の偶奇を調べる。平方数を4で割った余りは0または1なので、直角をはさむ2辺がともに奇数だと斜辺の平方が4で割って2余ることになり不可能である。(2)は斜辺と2番目に長い辺の差が1であるピタゴラス数を挙げればよい。具体例を出すだけでもよいが、 型を使うと条件確認が一度で済む。

解答

(1)

直角をはさむ2辺の長さを 、斜辺の長さを とする。三平方の定理より である。

もし がともに奇数であると仮定する。奇数の平方を4で割った余りは1であるから である。したがって となる。しかし、整数の平方を4で割った余りは0または1であり、2になることはない。これは矛盾である。

よって、直角をはさむ2辺の長さのうち、少なくとも一方は偶数である。

(2)

例として、次の3つを挙げればよい。 実際に確認すると であり、いずれも直角三角形の3辺になっている。また、それぞれ斜辺と2番目に長い辺の差は である。

別解。奇数 に対して を考える。このとき

であるから、直角三角形の3辺になる。また である。 とすれば、上の3例 が得られる。