過去問データベース 過去問を探す

北海道大学 1999年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

と辺の長さが等しい二等辺三角形を考える.点は線分上を,点から点に向かって一定の速さで動くとする.点は,点を点と同じ時刻に出発し,点と同じ速さで点に向かって線分上を動くものとする.また,点が点に到達するまでの間で点に最も接近したときの線分の長さが,線分の長さに等しいものとする.このとき,次の問いに答えよ.

(1) の大きさを求めよ.

(2) 三角形の面積が三角形の面積のになるとき,線分の長さと線分の長さの比を求めよ.

出典:北海道大学 1999年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

とおく。同じ速さなので時刻を表す量は で統一でき、 となる。余弦定理で の2次式にして、最小となる と最小距離を求める。条件「最も接近したときの がそのときの に等しい」を代入して を決め、(2)では面積比から の条件を得て を計算する。

解答

(1)

とおく。また、点 は同じ速さで動くので、ある時刻に とおける。このとき である。

三角形 に余弦定理を用いると

より であるから、これは の2次式として のとき最小となる。そのとき

条件より、最も接近したときの は、そのときの に等しい。したがって である。 より すなわち である。よって である。

(2)

とおく。 であり、 だから

である。これが に等しいので である。

また、 より

ここに を代入すると である。したがって である。