問題
,は実数でとし,とおく.方程式が実数解,でかつが重複解となるものをもつとき,次の問に答えよ.
(1) ,,をそれぞれを使って表せ.
(2) 軸と曲線,で囲まれた図形の面積がに等しいとき,の値を求めよ.
出典:北海道大学 1996年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
重解は導関数の零点で起こるので、まず候補を に絞る。 が小さい方の重解であることから符号を決め、因数分解で残りの解 と を確定する。面積は区間 での符号を確認してから、 を積分して と等置する。
解答
(1)
重複解は と を同時に満たす。ここで であるから、重解の候補は または である。 で、しかも かつ が重複解であるから、小さい方の重解は でなければならない。
したがって より となるので、 である。このとき と因数分解できるから、もう一つの実数解は である。
(2)
では かつ であるから、 である。したがって求める面積 は である。 とおくと、、積分範囲は となるので、
これが に等しいから、 より よって である。
別解。 が を重解、 を単解にもつことから とおける。 の係数が であるため であり、 の係数を比べると を代入すると 、すなわち である。さらに より だから 、 と決まる。定数項からも が得られ、以後の面積計算は上と同じである。