北海道大学 1995年度
文系数学 前期 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 三角関数、方程式・不等式
- 解法
- 置換、式変形
- 難易度
- 3 / 10 計算量 3 / 10 目安 —
問題
−2π<θ<2πで,2cos2θ+asin2θ=1のとき,tanθをaを用いて表せ.
出典:北海道大学 1995年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
求めたい量を最初から t=tanθ と置く。範囲条件から cosθ>0 なので,tanθ への置換で解を失わないことを確認し,2倍角の式を代入して2次方程式に帰着する。最後に,得られた実数解がすべて条件範囲の θ に対応することまで見る。
解答
t=tanθ とおく。−2π<θ<2π では cosθ>0 であり,t は任意の実数をとりうる。2倍角の公式より cos2θ=1+t21−t2,sin2θ=1+t22t であるから,条件式に代入して 21+t21−t2+a1+t22t=1 を得る。ここで 1+t2>0 なので両辺に 1+t2 を掛けてよい。整理すると 2(1−t2)+2at=1+t2,3t2−2at−1=0 である。判別式は (−2a)2−4⋅3⋅(−1)=4(a2+3)>0 なので,2つの実数解は t=62a±4a2+12=3a±a2+3 となる。したがって
tanθ=3a+a2+3,3a−a2+3
である。どちらの値も実数であり,−2π,2π には任意の実数を tanθ とする θ がただ1つ存在するので,この2つはいずれも条件を満たす。
別解。 cosθ>0 を利用して,2倍角を sinθ,cosθ のまま処理してもよい。条件式は
2(cos2θ−sin2θ)+2asinθcosθ=cos2θ+sin2θ
と同値である。両辺を cos2θ で割ると 2(1−t2)+2at=1+t2 となり,同じ2次方程式 3t2−2at−1=0 に戻る。