問題
直円錐が,右の断面図のように半径の半球に外接しているとする.このような直円錐の底面積と側面積の和の最小値を求めよ.
% 図は省略
出典:北海道大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
軸を含む断面で考えると,半径 の半円に外接する二等辺三角形の問題になる。円錐の母線が軸となす角を とおくと,半球の中心から母線までの距離が であることから,底面半径 と母線長 を で表せる。底面積と側面積の和 を の式に直し, で最小化する。
解答
円錐の軸を含む平面で断面を考える。円錐の底面半径を ,高さを ,母線の長さを とする。また,母線が軸となす角を とおく。すると である。
断面では,半径 の半円が二等辺三角形の2つの斜辺に接している。半球の中心から斜辺までの距離が なので,直角三角形の面積を用いて である。上の , を代入すると となる。したがって
である。
底面積と側面積の和を とすると である。これに上の式を代入して
である。 とおくと , であり, となる。
したがって を最小にするには, を最大にすればよい。 で であり,最大は のときである。このとき である。よって求める最小値は である。