問題
放物線を,直線をとする.ただし,とはともに正の数とする.
(1) との交点の座標を求めよ.
(2) とで囲まれた図形を軸のまわりに1回転して得られる回転体の体積を求めよ.
(3) とがを満たして動くとき,の最小値を求めよ.
出典:北海道大学 1990年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第2問
方針
交点は直線を放物線に代入して求める。回転体は 方向の円板法で、外半径が放物線、内半径が直線になる範囲を確認してから積分する。(3)では条件式がそのまま を与えるので、体積を の3次式に直し、正の範囲での最小を微分で調べる。殻法でも体積計算を検算できる。
解答
(1)
直線 は である。これを に代入すると であり、 となる。したがって であり、対応する 座標は から である。
(2)
では、放物線の上側が 、直線が である。また は、この範囲で成り立つ。したがって 軸のまわりの回転体の体積は
であり、
となる。よって
である。
別解。横向きに見て、 では左端が 、右端が である。円筒殻で考えると
となり、同じ結果を得る。
(3)
条件式より であるから、(2)の結果は となる。ここで とおくと である。正の範囲では で 、 で なので、 で最小となる。実際 であり、このとき条件式から 、すなわち も正で条件に合う。したがって である。