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北海道大学 1988年度
理系数学 前期 第2問

問題

空間において,球面と平面をそれぞれによって定める.

(1) 点からへ下ろした垂線の足をとする.の長さと点の座標を求めよ.

(2) と交わってできる円をとする.点上の点の距離の最小値を求めよ.

出典:北海道大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第2問

方針

平面 の法線ベクトル を使い、点 から平面への符号つき距離の倍率を計算して垂線の足 を求める。交円 は、球の中心である原点を に射影した点を中心とする円なので、原点から平面までの距離から半径を出す。最後は、 から平面への垂直成分 と、平面内での から円 までの最短距離を直角三角形で合成する。

解答

(1)

平面 の法線ベクトルを とおく。このとき である。点 を平面の左辺に代入すると である。したがって から平面へ下ろす垂線は法線方向に だけ戻ればよい。よって である。また である。

(2)

の中心は原点 、半径は2である。まず原点から平面 までの距離を求める。原点を平面の左辺に代入すると であるから、距離は である。したがって、球と平面の交円 の半径は である。

交円 の中心を とする。 は原点から へ下ろした垂線の足である。原点から平面へは法線方向に だけ進めばよいので である。

(1)で求めた はどちらも平面 上にある。平面内での距離は

であり、

だから である。交円 の半径は1であり、 はその中心 から距離3の点である。したがって、平面内で から 上の点までの最短距離は である。

任意の に対して、 は平面 に垂直で、 は平面 上にあるから である。よって が最小となるのは が最小となるときであり、求める最小値は である。

別解。点 から交円 の中心 までの距離を先に見ると、 である。ただし、円 を中心として平面内にあるため、空間距離を単純に としてはいけない。垂直成分 は残したまま、平面内成分だけを に縮める必要がある。この見方でも となる。