問題
とする.
(1) のとき,を求めよ.
(2) を求めよ.
出典:北海道大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問
方針
では なので符号は だけで決まる。 のもとで、 と に分け、前者では積分区間を で割る。得た は で一致することを確認し、 では と に分けて積分する。別解として、 では から復元する確認もできる。
解答
(1)
では であるから、絶対値の符号は の符号だけで決まる。
まず とする。このとき では 、 では である。したがって である。第1項は
である。第2項は
よって である。
次に とする。このとき で常に だから したがって
である。なお、 ではどちらの式も となり一致する。
(2)
で必要な式は、 と で分かれる。よって
第1項は
である。第2項は
である。したがって
である。
別解。 では、上で分けた式から
と分かる。 を用いて積分すれば、同じく を得る。直接積分の計算確認として有効である。