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北海道大学 1987年度
理系数学 前期 第4問

問題

実数全体で定義された連続な関数に対して,とする.

(1) となることを証明せよ.

(2) が成り立つを求めよ.

出典:北海道大学 1987年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問

方針

は上端と integrand の両方に を含む積分なので、上端微分の項と の微分を分けて処理する。 が効き、2回微分で が出る。(2)では と置いて を(1)に代入し、 を得る。さらに定義から なので、 の初期条件を取り出して積分定数を決める。

解答

(1)

は連続なので、積分上端を含む関数として微分できる。まず である。微分すると、上端から出る項は なので となる。

さらにもう一度微分すると、今度は上端から が出る。したがって である。よって が成り立つ。

(2)

とおく。条件は である。(1)の関係式に代入すると である。整理して を得る。

ここで であるから となる。したがって である。

次に積分定数を決める。定義から である。また(1)の途中で得た式より である。条件 を用いると、 だから すなわち である。 を積分すると である。 より なので である。さらに積分して となる。 より 、すなわち である。

よって求める関数は である。