問題
の方程式について,次の問に答えよ.ただし,はなる自然数である.
(1) 上の方程式の解でなるものはただ1つ存在することを示せ.ここで,は自然対数の底であり,その値はであることが知られている.
(2) に対して(1)で定まる解をとするとき,を求めよ.
出典:北海道大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第3問
方針
方程式を と見る。指定区間 では より なので、 となり、 は単調減少する。両端の符号を調べれば解の存在と一意性が分かる。(2)では と置き、方程式を に直す。 により右辺が0に近づくので、、したがって となる。
解答
(1)
とおく。与えられた方程式 は と同値である。
指定された区間では である。 で だから であり、この区間では常に である。したがって となる。よって はこの区間で単調に減少する。
次に両端の値を調べる。
である。また
である。
単調減少で、左端で正、右端で負であるから、区間 に を満たす解はただ1つ存在する。
(2)
(1)で定まる解を とし、 とおく。(1)より である。方程式は と書けるので、 である。
ここで だから である。したがって であり、上の関係から である。 なので、対数の連続性より である。したがって である。