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北海道大学 1983年度
文系数学 前期 第4問

問題

4点を頂点とする正方形が,放物線によって面積の等しい2つの部分に分けられている.このとき,の値を求めよ.

出典:北海道大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問

方針

正方形内で放物線より下側にある部分の面積を とし、 を解く。放物線が正方形の上辺 と下辺 に交わる位置が の符号と大きさで変わるため、 に分ける。 では上辺を越える部分を1として切り、下に抜ける部分を0として切る。 では と置き、下辺との交点までの面積を計算する。

解答

正方形内で、放物線 より下側にある部分の面積を とする。放物線によって正方形が面積の等しい2つの部分に分けられる条件は である。

まず の場合を考える。放物線が と交わるのは より だから である。また 軸との正の交点は より である。 のとき、 で放物線は 以上にある。したがって であり、条件を満たさない。 のとき、 までは正方形の縦の長さ全体が下側に入り、その後は放物線の高さまでが下側に入る。よって である。原始関数は なので、計算すると である。この式の導関数は であり、 では負である。したがってこの範囲で は減少し、その最小値は のときの であるから、 にはならない。 のときは、 以後は放物線が 軸より下になる。したがって である。上と同じ原始関数を用いると となる。条件 より であり、 を得る。これは を満たす。

次に の場合を考える。 とおくと、放物線は である。この放物線は で減少し、 軸との交点は より である。 のとき、交点は より右にあるので である。これを とおくと となるが、これは より大きく、この場合には入らない。 のときは、 以後は放物線が 軸より下にある。よって である。原始関数は なので である。条件 より となり、 である。これは を満たす。したがって である。

以上より、求める値は である。