問題
すべての面が合同な四面体OABCがあり,,である。点Oから点A,B,Cの定める平面に垂線OHを下ろす。,,とする。次の問いに答えよ。
(1) 内積,,の値を求めよ。さらに,三角形AOBの面積を求めよ。
(2) ,であることを利用して,を満たす実数の値を求めよ。
(3) 垂線OHの長さを求めよ。
(4) 四面体OABCを点O,C,Hの定める平面によって切り,二つの立体に分ける。体積が小さい方の立体の体積を求めよ。
出典:広島大学 2026年度 前期 理系 第3問
方針
内積とHの位置は文系型と同じ。最後は,Hの三角形ABC内での重みから,平面OCHが辺ABと交わる点Dの位置を求め,底面ABCの面積比を体積比に移す。
解答
(1)
すべての面が合同であるから,,である。したがって
である。三角形AOBは辺の長さがの二等辺三角形であるから,底辺をとすると高さはである。よって面積は
である。
(2)
である。,より
である。内積の値を代入して
を得る。よって
である。
(3)
(2)より
である。したがって
より
である。
(4)
(2)より
である。平面OCHと平面ABCの交線は直線CHである。直線CHが辺ABと交わる点をDとすると,Dは直線CH上にあるから,Hの重み
を用いて,Dは
で表される。したがってである。
平面OCHは四面体を,底面が三角形ACDの部分と三角形BCDの部分に分ける。底面ABC上の面積比は
であり,高さは共通なので体積比もである。四面体OABC全体の体積は
であるから,体積が小さい方は
である。