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東京大学 2012年度
文系数学 第4問

問題

座標平面上の放物線で定める。は実数としを満たすとする。点から放物線へ引いた接線をとする。

(1) の方程式を求めよ。

(2) を正の実数とする。放物線と直線で囲まれる領域の面積がとなるを全て求めよ。

出典:東京大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

放物線 における接線を媒介変数で表し、それが点 を通る条件を の2次方程式にする。 なので2本の接線があり、接点の 座標は と対称に書ける。面積は、放物線と接線の差が になること、および2本の接線の交点の 座標が であることを使い、左右に分けて積分する。最後に から を決め、 の開区間条件に戻す。

解答

(1)

放物線 における接線を求める。接点は 、接線の傾きは であるから、接線の方程式は すなわち である。

この接線が点 を通る条件は であり、これを について整理すると である。判別式は である。ここで とおく。 より なので であり、2つの接点の 座標は である。

したがって2本の接線は、順序を除いて である。ただし である。

(2)

(1)の2つの接点の 座標を とする。放物線と における接線との差は である。同様に、 における接線との差は である。

また2本の接線の交点を求めると、 より である。 だから である。

区間 では の接線が上側の接線であり、区間 では の接線が上側の接線である。よって囲まれる領域の面積 である。ここで だから

であり、どちらの積分も に等しい。したがって である。

この面積が に等しいので であり、 より である。一方、 だから である。条件 と同値である。

したがって、解が存在するには すなわち が必要十分である。これは つまり と同値である。

よって のとき、条件を満たす は存在しない。 のとき、すべての解は

である。

別解。面積だけを先に一般公式として出すこともできる。放物線 の接点の 座標を とすると、2接線の交点の 座標は である。上と同じ平方差を用いれば、囲まれる面積は

である。ここで なので となり、以後は同じく を解けばよい。