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東京大学 2011年度
文系数学 第1問

問題

の3次関数が,3つの条件

をすべて満たしているとする。このようなの中で定積分

を最小にするものを求め,そのときのの値を求めよ。ただし,の導関数を表す。

出典:東京大学 2011年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第1問

方針

3条件をまず係数条件に直す。 は、偶数次部分 と奇数次部分 を分離してくれる。さらに積分条件では奇関数部分 が消えるので、 が決まり、残る自由度は だけになる。あとは を用いて の2次式として正確に展開し、平方完成で最小値とそのときの を求める。

解答

条件を係数で書く。まず である。これらを加えると だから であり、引くと だから である。したがって である。

次に積分条件を用いる。奇関数 における積分は0なので、

である。これが1に等しく、また であるから すなわち である。よって となる。

したがって条件を満たす3次関数は と表される。ここで であるから である。展開して であり、

である。よって

となる。

平方完成すると である。したがって が最小となるのは のときであり、その最小値は である。このとき だから、求める関数は であり、最小値は である。