問題
正の整数の下2桁とは,100の位以上を無視した数をいう。たとえば2000,12345の下2桁はそれぞれ0,45である。が正の整数全体を動くとき,の下2桁として現れる数をすべて求めよ。
出典:東京大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問
方針
下2桁は で割った余りで決まる。 なので,まず を で割った余りに落とすとよい。 を の倍数, の倍数だが の倍数でない数,偶数だが の倍数でない数, と互いに素な数に分ける。それぞれ の に関する余りを出し,最後に実際にその下2桁が現れる例を添えて,候補漏れがないことを確認する。
解答
下2桁は で割った余りで決まる。 を で割った余りは, を で割った余りによって決まる。 を と での割れ方により分ける。
まず が の倍数のとき, は の倍数であるから である。
次に, が の倍数で の倍数でないとする。このとき と書け, は奇数である。すると である。 であり,奇数 については だから である。したがって下2桁は である。
次に, が偶数で の倍数でないとする。 と書くと, は の倍数ではない。 で割った余りが でない数の4乗は で割ると 余るので, である。よって となり, である。
最後に, が と互いに素であるとする。このとき は奇数で,かつ の倍数でない。したがって であるから である。よって である。
以上から,候補は である。実際, とすれば,それぞれ が現れる。したがって求める下2桁は である。
別解。 は の倍数であるから, は で割った余りだけ見れば十分である。さらに上の分類は, の下1桁が ,,偶数で でないもの, の4種類に対応する。各類の代表として を入れると,同じく が得られる。