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東京大学 2004年度
後期・理系数学 後期 第2問

問題

とする。01数列と写像から、 を定める。

(1) 写像の総数を求めよ。

(2) のとき、となるを求めよ。

(3) を満たすの総数を求めよ。

(4) この条件を満たすでは、任意の項01数列がある01数列から得られることを示せ。

出典:東京大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問

方針

写像は8個の入力それぞれへの0,1の割当てとして数える。(2)では与えられた表が直前2項の排他的な違いを出力していることを読み取る。(4)では、過去の項を固定すると新しい項 の二つの候補が必ず連続する偶数・奇数の組になることを使い、先頭から順に構成する。

解答

(1)

の8個の各要素に対し、像は0または1の2通りから独立に選べる。したがって

通りである。

(2)

与えられた表を2進数の下3桁で見ると、入力 に対して

であり、最上位の には依存しない。また である。目標の は奇数番目で0、偶数番目で1だから、 であり、 では

とすればよい。よって

すなわち

である。

(3)

各組 では を2通りから選ぶと はその反対に一意に決まる。4組は独立なので

通りである。

(4)

任意の01数列 を固定する。まず だから、 となる がただ一つ存在する。

まで選べたとする。 では入力候補は では

である。いずれも という一組である。条件(P)によりこの二つの の値は0と1を一つずつ取るから、 を得る方を としてただ一つ選べる。

以上を まで繰り返せば、与えられた任意の を生む01数列 が構成できる。