問題
関数,,を次で定める。
このとき,以下の問いに答えよ。
(1) を実数とする。を満たす実数の個数を求めよ。
(2) を満たす実数の個数を求めよ。
(3) を満たす実数の個数を求めよ。
出典:東京大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第3問
方針
の増減を最初に完全に分類する。極大値が 、極小値が なので、 の実数解の個数は と の位置で決まる。(2)以降は , と見て、まず外側の を解き、その各解 に対して内側の方程式が何個の実数解をもつかを足し上げる。 のとき、3つの解がすべて に入ることを使うのが反復の要点である。
解答
(1)
である。したがって は
する。また であり、 で極大値 、 で極小値 をとる。さらに で 、 で である。
よって を満たす実数 の個数は
である。
(2)
である。 は であるから、まず を解く。これは より である。
これら3つの値はいずれも を満たす。したがって(1)より、それぞれの に対して は3個の実数解をもつ。異なる から得られる解集合は重ならないので、 を満たす実数 の個数は である。
(3)
であるから、 は である。したがって のいずれかが成り立てばよい。
ここで を満たす任意の について、 の実数解の個数を調べる。 は である。まず は、(1)より3個の実数解をもつ。さらに、 のとき、その3解はそれぞれ に1個ずつ存在する。したがって、どの解 についても であり、再び(1)より は3個の実数解をもつ。
よって のとき、 は 個の実数解をもつ。 はすべてこの範囲に入るので、 を満たす実数 の個数は である。