問題
空間に、 として次の3つの合同な長方形を置く。
平面上で を頂点とする。
平面上で を頂点とする。
平面上で を頂点とする。3長方形の12頂点からできる、 または と合同な20面で囲まれる二十面体を とする。
(1) の面積と、その平面から原点までの距離を求めよ。
(2) 四面体 、 の体積を求めよ。
(3) 、、 とし、 を用いて の体積 を表せ。
(4) で が最大となることを示し、そのときの を求めよ。
出典:東京大学 2002年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
(1) 三辺のベクトルの長さを比べて正三角形であることを示し、平面の方程式から高さを出す。(2) 3本の位置ベクトルの行列式を6で割る。(3) 原点を頂点とする20個の四面体に分け、対称性から2種類の体積を個数倍する。(4) を で表して微分し、導関数の符号を二次式に帰着する。
解答
(1)
他の辺も含め、三辺の長さの二乗はいずれも
である。したがって正三角形であり、その面積は
3点は平面 上にあるから、原点との距離は
(2)
位置ベクトルを列に並べた行列式を用いると
同様に
(3)
20面のうち第1の型は8面、第2の型は12面である。原点と各面を結ぶ四面体に分割すると
より
したがって
(4)
微分すると
分母は正であり、 の正の解は
で、これは を満たす。 は で正、 で負だから、 は で最大となる。