東京大学 1998年度
後期・理系数学 後期 第2問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理科
- 分野
- 三角関数、積分、図形と方程式
- 解法
- 三角比の利用、範囲評価、面積計算、場合分け
- 難易度
- 7 / 10 計算量 7 / 10 目安 —
問題
r>0,0≦θ≦π/4に対しf(x)=rsin(x+θ)とする.
(1) ∫02π(sinx−f(x))2dx=∫02πsin2xdxを満たすとき、rをθで表せ.
(2) 条件を保ってr,θを動かしたとき、0≦x≦πでのグラフが動く範囲Dを求め、図示せよ.
(3) Dの面積を求めよ.
出典:東京大学 1998年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第2問
方針
(1) 展開後、1周期の三角関数の積分を計算する。(2) f(x)=sinx+sin(x+2θ)と直し、固定したxで2θ∈[0,π/2]を動かしたときの最大・最小を3区間に分ける。(3) 上下境界の差を積分する。
解答
(1)
与式を展開し、両辺の∫sin2xdxを消すと
r2∫02πsin2(x+θ)dx=2r∫02πsinxsin(x+θ)dx.
1周期の積分より
∫02πsin2(x+θ)dx=π,∫02πsinxsin(x+θ)dx=πcosθ.
r>0だから
r=2cosθ.
(2)
加法定理から
f(x)=2cosθsin(x+θ)=sinx+sin(x+2θ).
ϕ=2θとおけば0≦ϕ≦π/2である。固定したxについてsin(x+ϕ)の範囲を調べると
⎩⎨⎧2sinx≦y≦1+sinxsinx+cosx≦y≦1+sinxsinx+cosx≦y≦2sinx(0≦x≦4π),(4π≦x≦2π),(2π≦x≦π).
これらの不等式で表される領域がDである。境界は
y=2sinx,y=1+sinx,y=sinx+cosx
の該当部分からなる。
(3)
従って面積は
∣D∣===∫0π/4(1−sinx)dx+∫π/4π/2(1−cosx)dx+∫π/2π(sinx−cosx)dx(4π+22−1)+(4π−1+22)+22π+2.