過去問データベース 過去問を探す

東京大学 1996年度
文系数学 第4問

問題

空間において,点,点とする。線分軸のまわりに1回転して得られる曲面と平面および平面で囲まれる部分の体積をとおく。が実数全体を動くときのの最小値およびそれを与えるの値を求めよ。

出典:東京大学 1996年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

線分 上の点を高さ で表し,その点の 軸からの距離を回転半径として読む。高さ の断面は半径 の円板になるので,体積は断面積 で積み上げればよい。得られる の二次式なので,積分後に平方完成して最小値とそのときの を求める。

解答

線分 上で高さが である点を とする。 の高さは の高さは であるから, に対して と表せる。したがって である。

この点を 軸のまわりに回転すると,高さ における半径は である。よって断面積は となり, である。

積分するために中身を展開すると である。したがって

となる。

よって である。ここで だから, のとき最小となる。その最小値は である。

別解。平面上のベクトル を用いると,高さ の回転半径を表すベクトルは である。したがって が成り立つ。ここで であるから,ただちに を得る。あとは同じ平方完成で ,最小値 となる。