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東京大学 1994年度
後期・理系数学 後期 理科第1問

問題

正の整数に対してを満たす整数があたえられたときに

とおく.ただしとする.

(1) を証明せよ.

(2) すべての正の整数はの形にただ一通りに表示できることを証明せよ.

(3) が5以上の整数のときの形に表示せよ.

出典:東京大学 1994年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 理科第1問

方針

(1)は で望遠和にする。(2)は最大の階乗から順に整数の除法を行い、存在と一意性を示す。(3)は と分け、同じ除法を上位桁から行う。

解答

(1)

であるから、所要の等式が成り立つ。

(2)

正の整数 に対し、 となる を選ぶ。整数の除法により

とする。上の範囲から である。次に で割り、この操作を まで続けると

を得るので表示は存在する。各段階の商と余りは整数の除法によりただ一通りであるから、表示も一意である。

(3)

とおく。書いていない下位桁を0とすれば

実際、 に (2) の除法を順に適用すればこの桁列を得る。例えば の下位への余りは と続き、 でも同様に計算できる。各桁は対応する上限以下である。