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東京大学 1993年度
後期・理系数学 後期 理科第1問

問題

を3以上の自然数とする.平面上,原点を中心とし,点をひとつの頂点にもつ正角形をとする.

(1) の像がに完全に重なるような1次変換を表す行列をすべて求めよ.

(2) (1)で求めた行列すべての和を求めよ.

出典:東京大学 1993年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 理科第1問

方針

正多角形を保つ一次変換は原点を固定する合同変換であり、 個の回転と 個の鏡映からなる。各行列を角度で列挙し、三角関数の等間隔和が0であることから総和を求める。

解答

(1)

とする。正 角形を自身へ移す変換は、 の回転

と、原点を通り偏角 の直線に関する鏡映

の合計 個である。実際、頂点 の像を選んだ後、隣の頂点を時計回り・反時計回りのどちらへ移すかでこの2種類に限られる。

(2)

では

従って 全体の和も 全体の和も零行列である。求める総和は