問題
多項式の列,,,,,を考える.
(1) 正の整数,に対して,をで割った余りは,,,のいずれかであることを証明せよ.
(2) 等式が成立するような正の整数の組をすべて求めよ.
出典:東京大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 理科第3問
方針
(1)は として を使う。(2)は各係数が1であることを、指数 の一意表示条件として低次数から調べる。
解答
(1)
とする。
また だから、 を法として の余りは1である。従って余りは
であり、 のいずれかである。
(2)
左辺の各項は
である。右辺では次数0から99までの係数がすべて1なので、この表示が各整数0から99に対してちょうど1通りでなければならない。また を代入して
次数1を作るため である。次数2の表示が一意であることから、「」と「」のちょうど一方が成り立つ。
まず なら である。このとき 。 なら (1) より 。 なら重複も欠落もなく重み4へつなぐため 、従って である。
次に なら、次数0,1,2,3を作るため 。 なら 。 なら重み4へつなぐため 、従って である。
以上より
各組は を順に使えば実際に等式を満たす。