問題
(1) 空間内の直線を共通の境界線とし,角で交わる2つの半平面,がある.上に点,上に点,上に点がそれぞれ固定されている.ただし,,は上にはないものとする.半平面を,を軸として,の範囲で回転させる.このとき,が増加するとも増加することを証明せよ.
(2) 空間内の相異なる4点,,,について,不等式
が成り立つことを証明せよ.
ただし,角の単位はラジアンを用いる.
出典:東京大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 理科第2問
方針
(1)は共通境界を座標軸にして2本のベクトルの内積を の一次式にする。(2)は対角線 を蝶番として2つの三角形を平面へ開き、(1)により端点角が増加することを使う。
解答
(1)
を原点、 を 軸とする。適当な正数 と実数 により
と置ける。従って
で は減少し、 だから右辺は減少する。従って は増加する。
(2)
対角線 を共通境界として、三角形 と の半平面を考える。三角形 を のまわりに回し、三角形 と反対側の同一平面まで開く。
この操作で は変わらない。(1)を頂点 に適用すると、 は減少しない。開いた後の4点は平面上の四角形を作り、その4内角の和は である。従って開く前について