東京大学 1992年度
後期・理系数学 後期 理科第1問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 理科
- 分野
- 関数、積分、図形と方程式
- 解法
- 範囲評価、体積計算、置換積分、極限計算
- 難易度
- 8 / 10 計算量 8 / 10 目安 —
問題
定数aに対して,曲線y=x2−1+xaのx≧1の部分をC(a)とおく.
(1) C(a)が直線y=xの下部y<xに含まれるような実数aの最大値a0を求めよ.
(2) 0<θ<2πのとき,C(a0)と3直線y=x,x=1,x=cosθ1によって囲まれる図形をx軸のまわりに回転させてできる立体Vの体積V(θ)を求めよ.
(3) θ→2π−0limV(θ)を求めよ.
出典:東京大学 1992年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 理科第1問
方針
(1)は a<x2−xx2−1 の右辺の下限を調べる。(2)は外半径 x、内半径 C(a0) の回転体として断面積を積分し、平方根を含む項を置換積分する。
解答
(1)
条件 C(a)⊂{y<x} は
と同値である。右辺は
であり、x≧1 で 1/2 より大きく、x→∞ で 1/2 に近づく。従って最大値は
a0=21.
(2)
b(x)=x2−1+1/(2x) とおく。回転体の体積は
V(θ)=π∫11/cosθ{x2−b(x)2}dx.
被積分関数は
ここで
∫xx2−1dx=x2−1−tan−1x2−1
だから
V(θ)=π(cosθ1−tanθ+4cosθ+θ−45).
(3)
θ→π/2−0 で
cosθ1−tanθ=cosθ1−sinθ→0.
従って
θ→π/2−0limV(θ)=4π(2π−5).