問題
平面上の長さ2の線分を直径とする半円をとする.半円の内部(周を含まない)の一点をとする.とを通る直線と半円の円弧の部分との交点をとし,とを通る直線と半円の円弧の部分との交点をとする.五角形の面積をとおく.
(1) を一定に保ったまま点が半円の内部を動くとき,のとる値の範囲を,を使って表せ.
(2) 点が,半円の内部を自由に動くとき,のとる値の範囲を求めよ.

出典:東京大学 1991年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 理科第3問
方針
と置く。点Pの円に対する方べきから を消去し、五角形を3三角形に分けて面積を の一次式にする。固定角での の範囲を三角形の辺条件から求め、最後に角度も動かして最大化する。
解答
、 とおく。点Pは半円内部なので
余弦定理より
円の中心をOとすると中線の公式から
点Pの方べきより
五角形を三角形 に分けると、(1),(2)から
また
だから
上端は のときにとり、下端0はPがAまたはBへ近づく極限で、とらない。
(1)
、すなわち ではSはuとともに増加する。従って
では である。
ではSはuとともに減少するので
(2)
後半の角度範囲では である。前半で とおくと、上端は
微分すると最大は
で生じ、
一方SはPを端点へ近づけることで0へ近づくが、内部点なので0にはならない。従って全体の範囲は