過去問データベース 過去問を探す

東京大学 1988年度
文系数学 第4問

問題

とする。点 における接線が曲線と再び交わる点を とする。2次関数 と,その間のもう1点で曲線 と交わるとき,囲まれる面積を最小にする とその面積を求めよ。

出典:東京大学 1988年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第4問

方針

まず点 における接線を求め、再交点 を出す。2次関数 と3次関数 の差は3次式で、交点の 座標 を根にもつので、 とおける。面積は符号が で変わることに注意して絶対値付き積分に直し、 の範囲で最小化する。

解答

まず である。点 における接線の傾きは だから、接線は である。この直線と曲線 の交点を求めると すなわち である。左辺は と因数分解できるので、接点 以外の交点は である。したがって である。

2次関数 と、その間のもう1点で交わる。もう1点の 座標を とおくと であり、 を根にもつ3次式である。 の最高次の係数は だから である。よって であり、整理すると である。

したがって である。

次に囲まれる面積を求める。 では であるから、 の符号は の符号で決まる。したがって面積 である。

ここで だから、原始関数の一つは である。これを用いて整理すると となる。確認のため微分すると である。 では なので、 で減少し、 で増加する。したがって最小は のときである。

このとき なので である。また最小面積は である。

補足。 では3つの交点の 座標が と左右対称に並ぶ。面積を最小にする位置が対称になることは自然だが、答案では必ず の符号で確認しておく。