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東京大学 1981年度
文系数学 第2問

問題

が100円硬貨を4枚,が50円硬貨を3枚投げ,硬貨の表が出た枚数の多い方を勝ちとし,同じ枚数のときは引き分けとする.硬貨の表,裏の出る確率はすべてであるものとする.

(1) の勝つ確率,の勝つ確率,引き分けの確率を求めよ.

(2) もし,勝った方が相手の投げた硬貨を全部もらえるとしたら,とどちらが有利か.

出典:東京大学 1981年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

Aの表の枚数 、Bの表の枚数 を二項分布で表す。勝敗の確率は を表で集計すればよい。(2) は勝つ確率だけでなく金額を掛けた期待値で判断する。Aは勝つと150円を得るが、負けると400円を失うため、Aの期待利益を計算して符号を見る。

解答

(1)

Aの表の枚数を 、Bの表の枚数を とする。すると であり、 である。

Aが勝つ確率は である。各 について数えると

である。よって である。

同様にBが勝つ確率は

である。したがって引き分けの確率は である。

よって

である。

(2)

Aが勝つと、Bの投げた50円硬貨3枚をもらうので、Aの利益は である。Aが負けると、100円硬貨4枚をBに渡すので、Aの利益は である。引き分けでは利益は0円である。

したがってAの期待利益は

円である。Aの期待利益が負であるから、Bの期待利益は正である。よって である。