東北大学 2016年度
後期・文系数学 後期 第4問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 三角関数、図形と方程式
- 解法
- 座標設定、三角比の利用、微分による最大最小
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 18分
問題
xy平面においてO(0,0),A(1,0),B(0,3),C(−1,0)とする。0<t<1とし,線分ABをt:1−tに内分する点をP,線分BCをt:1−tに内分する点をQ,θ=∠POQとする。このとき,以下の問いに答えよ。
(1) T=t(1−t)とするとき,cosθをTで表せ。
(2) tが0<t<1を動くとき,θの最小値を求めよ。
出典:東北大学 2016年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第4問
方針
点P,Qの座標を内分公式で表し,内積OP⋅OQと長さの積を計算する。T=t(1−t)を使うと式が対称にまとまり,cosθがTだけで表せる。(2)は0<t<1から0<T≦1/4を得て,cosθがこの範囲で増加することを二乗して確認する。θの最小はcosθの最大に対応する。
解答
(1)
点Pは線分ABをt:1−tに内分するので P=(1−t)A+tB=(1−t,3t) である。また点Qは線分BCをt:1−tに内分するので Q=(1−t)B+tC=(−t,3(1−t)) である。
したがって
OP⋅OQ=(1−t)(−t)+3t⋅3(1−t)=2t(1−t)
である。T=t(1−t)とおくと OP⋅OQ=2T である。
また ∣OP∣2=(1−t)2+3t2=1−2t+4t2 であり,∣OQ∣2=t2+3(1−t)2=3−6t+4t2 である。積を整理すると ∣OP∣2∣OQ∣2=16T2−12T+3 となる。よって
cosθ=∣OP∣∣OQ∣OP⋅OQ=16T2−12T+32T
である。
(2)
0<t<1より 0<T=t(1−t)≦41 である。cosθ>0なので,cosθの大小はその2乗の大小で調べられる。 cos2θ=16T2−12T+34T2 とおく。分母は∣OP∣2∣OQ∣2なので正である。これをTで微分すると
dTd(16T2−12T+34T2)=(16T2−12T+3)24T(3−6T)
である。0<T≦1/4では 4T(3−6T)>0 なので,cos2θ,したがってcosθは増加する。
よってθが最小となるのは,cosθが最大となる T=41 のときである。このとき
cosθ=16⋅161−12⋅41+32⋅41=121=21
である。0<θ<πより θ=3π であり,これが最小値である。