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東北大学 2015年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

の範囲で定義された関数で、次の2つの条件を満たすものを考える。

で微分可能で、そこでの微分係数は1である

(1) に対しが成り立つことを示せ。

(2) の範囲で微分可能であることを示し、導関数を求めよ。

(3) を求めよ。

出典:東北大学 2015年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

まず から を出し、 で奇関数性を示す。微分可能性は、関数方程式を と見て、 の差商を作る。与えられているのは での微分可能性だけなので、ここから任意の の微分係数を導く。最後は を積分し、 で定数を決める。

解答

(1)

を代入すると であるから である。次に とすると、 では である。したがって となり、 である。

(2)

を固定する。 を0に近づけるとき とおくと、 であり、関数方程式より である。また である。したがって である。

条件より は0で微分可能で、 であり、また であるから である。よって 、すなわち とすると を得る。したがって の全体で微分可能であり、 である。

(3)

(2)より である。 なので、 から まで積分して

である。したがって である。