東北大学 2014年度
後期・文系数学 後期 第1問
- 試験区分
- 後期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 指数・対数、方程式・不等式
- 解法
- 置換、同値変形、グラフの概形
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 16分
問題
次の不等式の表す領域をxy平面に図示せよ。
log10(1010x×10y+10000×100y100x−1000×10y103x)≧0
出典:東北大学 2014年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第1問
方針
まず対数の中身を10の指数で整理する。10x10y/10=10x+y−1、10000⋅100x/100y=102x−2y+4、1000⋅103x/10y=103x−y+3 であり、最後の指数は前2つの指数の和になる。そこで u=x+y−1、v=2x−2y+4 と置くと、中身は 10u+10v−10u+v になる。log10T≧0 は T≧1 と同値で、これを (10u−1)(10v−1)≦0 に直す。
解答
対数の中身を整理する。まず 1010x×10y=10x+y−1 である。また
10000×100y100x=104×102y102x=102x−2y+4
であり 1000×10y103x=103x−y+3 である。
ここで u=x+y−1,v=2x−2y+4 とおくと u+v=3x−y+3 である。したがって対数の中身は 10u+10v−10u+v である。
与えられた不等式は log10(10u+10v−10u+v)≧0 である。底10は1より大きいので、これは 10u+10v−10u+v≧1 と同値である。左辺を移項すると 10u+10v−10u+v−1≧0 である。ここで 10u+10v−10u+v−1=−(10u−1)(10v−1) だから、条件は (10u−1)(10v−1)≦0 となる。
指数関数 10w は単調増加であり 10w−1 の符号は w の符号と一致する。したがって (10u−1)(10v−1)≦0 は uv≦0 と同値である。
元の x,y に戻すと (x+y−1)(2x−2y+4)≦0 である。2は正なので (x+y−1)(x−y+2)≦0 である。
よって求める領域は、2直線 x+y=1,x−y+2=0 にはさまれる部分である。境界線も含む。図示では、一方の直線で x+y−1 の符号が変わり、もう一方で x−y+2 の符号が変わるので、2つの積が0以下になる2つの対頂領域を塗ればよい。