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東北大学 2014年度
文系数学 前期 第3問

問題

を正の実数とする。三角形の辺に内分する点を,辺に内分する点をとする。線分と線分の交点をとする。

(1) およびを用いて表せ。

(2) 直線は線分と直交し,かつの二等分線であるとする。このとき,辺と辺の長さの比との値を求めよ。

出典:東北大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問

方針

(1) は とおき、点 を直線 上と直線 上の2通りに表して係数比較する。三角形内の2直線の交点なので、 の係数を比較して媒介変数を決めればよい。(2) は、 が角の二等分線であることを、単位ベクトル方向の係数が等しいこととして表す。さらに を内積で書き、三角形が退化していないため であることを使って辺の比を決める。

解答

(1)

とおく。点 に内分するので である。また点 に内分するので である。

は線分 上にあるから、ある実数 を用いて と書ける。また は線分 上にもあるから、ある実数 を用いて とも書ける。 は三角形の2辺の方向であり平行ではないので、係数を比較できる。したがって である。第1式から である。これを第2式へ代入して を得る。両辺を2倍して である。よって なので である。

これを 上の表示に代入すると であり である。したがって

である。

(2)

とし、 方向の単位ベクトルをそれぞれ とする。すると である。(1)より である。 の二等分線であるためには、 方向と 方向の係数が等しければよい。したがって である。

次に の方向ベクトルは

である。 は角の二等分線方向なので、その方向ベクトルは と同じ向きである。よって直交条件は である。

ここで とおくと、上式は すなわち である。三角形 は退化していないので、 であり である。したがって を得る。よって である。

さらに を代入して である。 だから である。したがって である。