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東北大学 2012年度
後期・文系数学 後期 第2問

問題

実数に対して,関数と定める。以下の問いに答えよ。

(1) のとき,のとりうる値の範囲を求めよ。

(2) を正の有理数とし,の値を互いに素な正の整数を用いてと表す。このとき,となるようなをすべて求めよ。

出典:東北大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第2問

方針

(1)は有理関数を微分し、 での増減と端点・極限を比較して値域を出す。(2)は(1)の値域と から、既約分数 の候補を有限個に絞る。各候補について方程式 を解き、正の有理数だけを残す。

解答

(1)

である。分母は なので、すべての実数で定義される。微分すると であり、分子を整理して を得る。 では、 である。したがって で最大値をとる。値は である。よって値域は である。

(2)

は既約分数で、 である。また(1)より である。 のとき、候補は だけである。 のとき、既約で範囲に入る候補は である。 のとき、候補は である。したがって調べるべき値は である。

それぞれ方程式を解く。 では より である。 では より なので である。 では より となり、正の解はない。 では より であるから である。 では より であり、正の解は だが、これは有理数ではないので除く。

以上より である。