東北大学 2012年度
文系数学 前期 第1問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 微分、積分、図形と方程式
- 解法
- 接線・法線、面積計算、場合分け
- 難易度
- 6 / 10 計算量 6 / 10 目安 —
問題
aを正の実数とし,a=21とする。曲線C:y=x2上の2点P(21,41)とQ(a,a2)をとる。点Pを通りPにおけるCの接線と直交する直線をlとし,点Qを通りQにおけるCの接線と直交する直線をmとする。lとmの交点がC上にあるとき,以下の問いに答えよ。
(1) aの値を求めよ。
(2) 2直線l,mと曲線Cで囲まれた図形のうちでy軸の右側の部分の面積を求めよ。
出典:東北大学 2012年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第1問
方針
放物線 y=x2 の x=t における法線を一般式で表し、P と Q に対応する2本の法線の交点を求める。その交点が再び放物線上にある条件を、u=a2+a/2 の二次方程式として整理して a を決める。(2)は a=1 のときの2本の法線と放物線の位置関係を確認し、右半平面 x≧0 に現れる部分を [0,1/2] と [1/2,1] に分けて面積を積分する。
解答
(1)
曲線 C:y=x2 の x=t における接線の傾きは 2t である。したがって t=0 のとき、法線の傾きは −1/(2t) であり、法線の方程式は y−t2=−2t1(x−t) すなわち y=−2tx+t2+21 である。
点 P は t=1/2 に対応するので l:y=−x+43 である。また点 Q(a,a2) における法線は m:y=−2ax+a2+21 である。
2直線の交点の x 座標を求める。a=1/2 より2直線は一致せず、−x+43=−2ax+a2+21 から x=−a2−2a を得る。このとき l 上の y 座標は y=a2+2a+43 である。
交点が放物線 C 上にあるから (a2+2a)2=a2+2a+43 である。ここで u=a2+2a とおくと、a>0 より u>0 であり、u2=u+43 すなわち (u−23)(u+21)=0 である。u>0 だから u=23 である。よって a2+2a=23 すなわち 2a2+a−3=0 である。a>0 なので a=1 である。
(2)
a=1 のとき l:y=−x+43,m:y=−21x+23 である。右側部分では、x=0 から x=1/2 までは2直線にはさまれ、x=1/2 から x=1 までは直線 m と放物線にはさまれる。
したがって求める面積は
∫01/2{(−21x+23)−(−x+43)}dx+∫1/21{(−21x+23)−x2}dx
である。第1項は
∫01/2(21x+43)dx=[41x2+43x]01/2=167
である。第2項は
∫1/21(−x2−21x+23)dx=[−3x3−4x2+23x]1/21=4813
である。よって面積は 167+4813=2417 である。