問題
において,関数を考える.関数の導関数をと書くことにし,以下の問に答えよ.
(1) を求め,のときであることを示せ.
(2) が自然数のとき,を求めよ.
(3) となるを値の大きいものから順にとおく.である自然数に対して,を示せ.
(4) を求めよ.
出典:東北大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験 理系 前期 第4問
方針
とおくと,導関数は と書ける。方程式 は の解を調べる問題になり, から各区間 で単調性が決まる。端点値が1をはさむことを確認して解の位置を出し,最後は で極限を抑える。
解答
(1)
を微分すると
である。したがって である。
また, のとき なので である。よって
となり, で が示された。
(2)
自然数 に対して を代入すると
である。
(3)
とおく。 で であり, が大きい順に並ぶことは が小さい順に並ぶことに対応する。方程式 は である。 とおくと である。区間 では の符号が一定なので, は単調である。
端点の値は である。 が偶数のとき であり,この区間で は減少する。 が奇数のとき であり,この区間で は増加する。したがって,いずれの場合も区間 に の解がただ1つ存在する。
これを小さい方から とすると,対応する は であり, だから である。これは で成り立つ。
(4)
(3)より であるから である。また である。右辺が0に近づくので,はさみうちにより である。