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東北大学 2004年度
後期・文系数学 後期 第3問

問題

平面上のベクトルがあり,以下の関係を満たすとする.

(1) と表されるベクトルを考える.係数およびをベクトルの内積とを用いてそれぞれ表せ.

(2) ベクトルおよびを用いてそれぞれ表せ.

(3) ベクトルと表されるとき,(1)で与えられたベクトルとの内積を用いて表せ.

出典:東北大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験 後期・文系 後期 第3問

方針

は単位ベクトルで だから平行ではなく、平面上の基準として使える。(1)は の両辺に , を内積して2元連立方程式を解く。(2)は , がそれぞれ必要な直交条件を満たすことに注目し、長さと向きの条件で符号を決める。(3)は(2)の表示を使って , を先に求める。

解答

(1)

より である。 の両辺に , をそれぞれ内積すると

および

を得る。これを について解くと

である。

(2)

まず であり、

である。また だから、向きの条件 を満たす単位ベクトルは

である。

同様に、

であり、さらに である。よって

である。

(3)

(2)の式を用いると

である。同様に

である。 だから、

である。

別解。座標を取り、, としてもよい。このとき に垂直で との内積が正の単位ベクトルは

であり、 に垂直で との内積が正の単位ベクトルは である。また と書けるので、

が同じく得られる。