東北大学 2000年度
文系数学 前期 第3問
- 試験区分
- 前期日程 第2次学力試験
- 対象
- 文系
- 分野
- 方程式・不等式
- 解法
- 絶対値の処理、場合分け、同値変形
- 難易度
- 6 / 10 計算量 5 / 10 目安 —
問題
∣x2−3x+1∣>∣x2−1∣−∣2x−1∣を満たすxの範囲を求めよ.
出典:東北大学 2000年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第3問
方針
絶対値の中身が符号を変える点をすべて拾って実数軸を分割する。必要な分点は x2−1 の −1,1、2x−1 の 1/2、x2−3x+1 の (3±5)/2 である。各区間では絶対値を外して一次または二次不等式に直し、区間条件との共通部分だけを残して和集合を作る。
解答
符号が変わる点は、小さい順に
である。これらで実数軸を分けて絶対値を外す。 x<−1 では x2−3x+1>0,x2−1>0,2x−1<0 だから、不等式は x2−3x+1>(x2−1)−(−(2x−1))=x2+2x−2 となる。したがって 3−5x>0、すなわち x<3/5 であり、この区間ではすべて成り立つ。 −1≦x<23−5 では x2−3x+1>0,x2−1<0,2x−1<0 なので x2−3x+1>−(x2−1)+(2x−1) すなわち 2x2−5x+1>0 である。よって x<45−17またはx>45+17 であり、この区間との共通部分は −1≦x<45−17 である。 23−5≦x<21 では整理すると x−1>0 となるので解はない。21≦x<1 では整理すると 5x−3>0 となるから 53<x<1 を得る。 1≦x<23+5 では −(x2−3x+1)>(x2−1)−(2x−1) より −2x2+5x−1>0 である。したがって 45−17<x<45+17 であり、この区間との共通部分は 1≦x<45+17 である。最後に x≧23+5 では整理すると 1−x>0 となり解はない。
以上を合わせて
x<45−17または53<x<45+17
である。したがって求める範囲は
(−∞,45−17)∪(53,45+17)
である。