過去問データベース 過去問を探す

大阪大学 2017年度
文系数学 第2問

問題

実数

を満たすとする.

(1) の最小値を求めよ.

(2) のとき,が最大となるの値を求めよ.

出典:大阪大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

2本の一次条件からで表し,制約を1変数に落とす。(1)は二次式まで整理して平方完成し,最小値とその達成を確認する。(2)はの三次関数として,上の増減を端点と無限遠まで含めて調べる。最後に(1)だけは恒等式による別解を添えて,展開計算の検算にもなる形にする。

解答

与えられた条件から,2つ目の式から1つ目の式を引くと である。したがって であり,より である。以後,だけを変数として考える。

(1)

代入すると

である。平方完成すると である。は任意の実数を取りうるので,最小値は であり,これはのときに達成される。

(2)

とおき,これをとする。すると である。を解くと である。 は上に凸でない二次式なので,において を境に,は減少,増加,減少の順に変化する。またであり,さらに だからこの点ではである。したがってが最大となるのは のときである。

別解。(1)については恒等式 を使ってもよい。ここではであるから である。を代入すると となり,平方完成して同じ最小値を得る。