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大阪大学 2016年度
文系数学 第2問

問題

曲線を考える.

(1) と直線が異なる4点で交わるようなの値の範囲を求めよ.

(2) が異なる4点で交わるとし,その交点を座標が小さいものから順にとするとき,

となるようなの値を求めよ.

(3) が(2)の値をとるとき,と線分で囲まれる図形の面積を求めよ.

出典:大阪大学 2016年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

交点条件をに直し,で2つの2次方程式に分ける。4交点をもつには,外側の2根が外側領域に,内側の2根が内側領域に入る必要があり,端点で重なる場合を除いてとなる。交点はすべて直線上にあるため,距離比は座標差の比でよい。と置いて根の順序を明示し,(2)を解く。(3)は上の曲線と直線の差を積分する。

解答

(1)

の交点では すなわち が成り立つ。

まずのとき,であるから であり, を得る。この2根は である。

次にのとき,であるから であり, を得る。この2根は である。

4つの異なる交点をもつには,外側の方程式の2根がそれぞれに入り,内側の方程式の2根がに入り,さらに内側の2根が実数でなければならない。境界で外側と内側が重なる値は であり,ここでは異なる4点にならない。内側の2根が実数であるためには すなわちが必要である。これらを合わせると である。

(2)

(1)の範囲で とおく。このとき4つの交点の座標は小さい順に である。実際,のときとなるので,この順序になる。

4点はいずれも直線上にある。したがって,2点間の距離は座標の差に共通の係数を掛けたものであり,距離比は座標差だけで計算できる。よって である。条件は すなわち である。したがって となり, より である。これは(1)の範囲に入っている。

(3)

のとき,であるから座標は である。この区間ではなので,曲線 である。一方,直線 である。 では であり,曲線が線分より上にある。したがって求める面積は

である。

よって面積は である。