過去問データベース 過去問を探す

大阪大学 2014年度
文系数学 第2問

問題

次の問いに答えよ.

(1) を満たすすべての実数に対して等式

が成り立つことを証明せよ.

(2) を満たすすべての実数に対して等式

は成り立つか.成り立つときは証明し,成り立たないときは反例を挙げよ.

出典:大阪大学 2014年度 前期日程 第2次学力試験 文系 第2問

方針

(1) は和積公式で をそれぞれ の式に直す。分母が0でないという仮定から、共通因子だけでなく も0でないことが分かるので、正接として割り算できる。(2) は3つの角について同じ形の恒等式は一般には成立しないため、分母が0でない簡単な値を代入して反例を示す。

解答

(1)

和積公式より であり、また である。仮定より だから である。したがって である。

よって分母を0でない量として割ることができ、

となる。したがって示すべき等式は成り立つ。

(2)

一般には成り立たない。反例として を取る。このとき であり、問題の分母は0でない。

一方、左辺は である。右辺は

である。したがって左辺と右辺は一致しない。よって、(2) の等式はすべての実数 に対して成り立つわけではない。